WEBデザイン

超多忙なWEBディレクターが機嫌よく仕事をするために心がけていること

超多忙なWEBディレクターが機嫌よく仕事をするために心がけていること

WEBの制作現場は、正直激務である場合が多いです。

中でもWEBディレクターの仕事は、プロジェクト責任者として進捗管理、クオリティのチェック、社内セクション間のブリッジと並行して、クライアントとの折衡を行う超マルチタスクです。

さらに管理職であれば、現場の最前線で売上や利益に貢献する実務を担う一方、部下の育成や指導を兼任しなければなりません。

そんな超マルチタスクを抱えるプレイングマネージャーのWEBディレクターが、機嫌よく毎日仕事をするために取り入れていることを紹介します。

大前提として機嫌よく仕事をするのは大人のマナー

どんなに自分が忙しくても、それが与えられた仕事なのであれば、忙しいことが不機嫌な理由であってはいけません。

仕事中にイライラした態度や感情的な態度をとって得られるメリットは一つもないと考えます。チームを牽引する立場であればなおさらです。

上長やプロジェクトリーダーが険悪な状態では、チームの士気も下がり、人間関係の摩擦や衝突の原因に繋がってしまいます。

例え気分が乗らなくても、上機嫌に振舞うのが大人として最低限のマナーだと思います。

そして本当に上機嫌でいるために、わたしは以下のことを実践しています。

人間関係を良好に保つ

ストレスを生む無駄な問題は、そもそも生み出さないことが、仕事のパフォーマンスを最大化するコツだと思います。

そしてその無駄な問題の多くが、人間関係ではないでしょうか。

仕事をする上での建設的な話し合いは必至ですが、そうでない揉め事の場合は出来る限り最小限に抑えたいところです。

WEBディレクターは人を動かす役割を担っています。それぞれに気持ちよく効率的に仕事をしてもらうために、態度や言い方にはとても気を遣っています。

  • 上から目線で指示を出さない
  • 無茶ぶりの振り方はしない
  • 自分本位で話さない
  • 明確に指示を出す
  • 必ずお礼を伝える

意識しておきたいのは、人間関係を良好に保つために自分の意見や意思の優先度を下げたり、下手に出る必要はないということです。

当たり前のことですが、自分が言われて嫌な言い方はしないように心掛けています。

言い方が丁寧でも到底無理なスケジュールでの作業依頼や、丸投げのような振り方は失礼です。

忙しくてもきちんと下準備をして、作業の意図を明確に伝えてから着手してもらうことで、リテイクも最小限に抑えられます。

また、作業をしてもらったら必ず「ありがとう」と伝えています。例え仕上がりが悪くてもまず「ありがとう」。その上で指摘や修正指示を出すようにしています。

働く者同士の関係は良好であればあるほど高い成果を生み出します。良い関係を築いて業務の効率化を目指しましょう。

声をかけられたら作業を止める

仕事中に声をかけられたら、どうしても手が離せない時でない限り、作業の手を止めて向き合うようにしています。

実際にはどうしても手が離せない状況というのは、あまりないことがほとんどです。

どのタイミングで話しかけても「ちょっと待って」と言って自分の仕事を優先させる人や、話を聞きながらも作業の手を止めない方がいますが、部下からするととても話しかけずらい状況です。

自分の仕事は止まらなくても、全体で見ると仕事が滞ったり遅延していく原因に繋がります。自分一人の仕事を捗らせるより、チーム全体の仕事を回した方がどう考えても効率的です。

一馬力で働くよりも、十馬力出せるチームを育てていく感覚が大切だと思っています。

自分と異なる意見を尊重する

ダイバーシティが進む中、働く人も環境も考え方も様々な個性を持ち、急速に多様化が進んでいます。

今まで常識だったことも、時代が変われば非常識になり得ます。マナーやルール、モラルといった基準も、人や組織が違えばあり方が異なって当たり前です。

何が正解かというのは議論すれば良いと思いますが、重要なのは自分と異なる意見を理解することです。

意見がぶつかる時は、「どうしてそう思うの?」と相手の意見を聞くように心がけています。

例えその意見に賛同できなくても、「どうしてわかってくれないんだ」と憤慨するより「そういう意見もあるよね」と尊重した上で、自分の意見との折り合いを見つけた方がはるかにストレスフリーで、建設的だと思います。

仕事の仕方

機嫌のよさを保つには、作業効率を上げて早く帰ることに尽きるのではないでしょうか。

やるべきことを細分化してリスト化する

やるべきタスクが溜まって滞っている状態は、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、目の前の膨大な量に焦ってしまい、当然モチベーションが下がります。

何をいつまでにどの程度やっておかなくてはいけないのかを、明確に把握しておくと、無駄に焦る必要がなくなります。

こちらはわたしが実際に使用しているスケジュール手帳です。

ウィークリーの見開きページに、「□」と「やるべきこと」を書き出しています。(□が書けるこの定規が大事)

自分の作業を終えた状態で□にチェックマークを入れて、完全にタスクが完了したら、マーカーで消すようにしています。

チェックを入れる、マーカーで消すという作業をするようになってから、クエスト感覚でタスクを消化することが楽しくなりました。

考え方、捉え方

多面的に捉える

多面的に捉える感覚が身につくと、壁にぶつかってもイライラすることなく視点を切り替えることができるのでおすすめです。

例えばなかなか成長しない部下がいたとして、「仕事が出来ない」と悪い面だけを見るのではなく、もしかしたら割り振っている分野が苦手なだけで、もっと力を発揮できる分野があるかもしれないと考えます。

状況は同じでも、考え方を変えてみるだけで、今よりも大きな成果がだせるかもしれません。

いいなと思うサービスツールがあったとしても、悪い面を知っておくことで、イレギュラーケースを想定したり、リスクヘッジができたり、結果的にミスを最小限に抑えられます。

持ちつ持たれつ補い合う

自分が出来ないことや苦手なことは、得意な人にお願いするのが最も効率的です。

「適材適所」という考え方を取り入れ、持ちつ持たれつチームでカバーし合えば、10時間かけていた仕事が2時間で片付くかもしれません。

そのためには、誰がどんな個性を持っていて、どんなことが得意なのか把握しておくことが必要です。

自分のためにも日頃からチームに向き合い、コミュニケーションを取って、足りない分を補い合える組織形成に注力しています。

無駄な戦いはとことん避ける

多くの人やセクションと関わって仕事をするWEBディレクターは、日々たくさんの交渉をしなくてはいけません。

すんなり決まることもあれば、そうはいかないことだってあるのが現実です。

まともな交渉であればとことん向き合えばいいと思いますが、中には、労力、体力、気力を奪われ、膨大なエネルギーを消費するだけの不毛な交渉もあります。

全てにおいて素直に直球で勝負していたら、自分の精神と時間をすり減らすことになりかねません。

必要な戦いなのかそうでないのかを見極め、場合によってはスルーして、限られた貴重な時間を有効に活用しましょう。

嫌なことは受け流す、洗い流すことをイメージする

そうは言っても、楽しくないことも面白くないことも起こるのが仕事であり、それをうまく乗り越えて経験値に変えることが成長だと思っています。

嫌なことに直面してしまったら、とにかく自分の機嫌を取ることを最優先タスクとしています。

浄化させてくれる音楽を聴く

どんなにアンガーマネジメントを実践していても、イラっとすることは起きてしまいます。

イライラした気持ちのまま作業をすると、余計なことまで考えて仕事に集中できないので、一旦作業の手を止めてデスクを離れ、辻井伸行さんの「神様のカルテ」を一曲聴くようにしています。

清々しく柔らかなピアノの音色を聴くと、「まぁいっか」と思える気持ちの余裕が生まれ、自分の悪かった点も見えてきて、解決に至る冷静な判断力を授けてくれます

大切なのは、怒りの気持ちを引きずらないこと。リセットをかけられる手段を持つと気持ちが軽くなりますよ。

冷たい水で口をゆすいで手を洗う

こちらもわたしが実践しているリセット手段の一つで、嫌なことをされた時よりも、自分が嫌なことを言ってしまった時や、嫌な感情に毒されているときの解決策です。

どうしても譲れない交渉時など、ヒートアップしてしまうこともあります。

誰かに嫌な言い方をしてしまった時は、文字通り水で流すために冷たい水で口をゆすぎ、手を洗い、物理的に熱を冷ましています。

この時、負の感情が流れていくイメージをすると、より効果があるような気がしています。

恐らく、そんな気がするだけなのですが、大事なのは感情をコントロールする手段を持つことです。

サウナで汗を流す

サウナ、本当におすすめです。

「暑いの嫌い」とか「水風呂ムリ」とかじゃなくて、心身ともにリセットする時間として試してみて欲しいです。

わたしはリセットするために意図的にサウナに通っています。

特に仕事がハードだった週の週末や、疲れが溜まっている時、嫌なことがあった時、何か考え事をしたい時は即サウナです。

サウナに入る前は、悶々と考えていたことも、サウナに入ると思考がスッキリ整理されて、良い意味でどうでもよくなります。

「スッキリしたし、もう無駄なこと考えるのやめよ」と思えてくるので不思議です。

汗をかいて血流も良くなり、身体も軽くなると、自然と思考もポジティブになって、良い判断がしやすくなります。

ベストパフォーマンスを発揮するために

機嫌よく仕事をするための最大の秘訣は、自分のベストな状態を保ち続けることだと思います。

体調管理を徹底する

言うまでもなく、体調が優れないと良いパフォーマンスは望めません。

社会人の基本と言われる体調管理ができていないと、周りからの評価にもつながります。

わたしはこの7年、体調不良が理由で会社を休んだことがありません。

よく「タフだね」と言われますが、何もせずにタフなのではなく、タフで居続ける努力をしているのです。

特別なことをしているわけではありませんが、身体のことを意識して、日々丁寧に生活することを心がけています。

  1. 朝起きたらまず歯と舌を磨く
  2. 白湯を飲む
  3. なるべく自炊する
  4. 暴飲暴食はしない
  5. 湯船に浸かる
  6. 身体を冷やさない
  7. よく寝る

身体の調子が良いと、気持ちも明るくなれて、前向きに物事を考えていけるエネルギーになります。

気分が高まるものだけを身につける

わたしの場合は、誰のためでもなく、自分の気分を保つために、必ずヘアメイクをして出勤します。

時間が無くてヘアメイクをせずに出社した日は、終始気分が上がらず、俯きがちで人と話すのも避けたくなるからです。

また、気に入ったものを長く愛用するタイプなので、毎日以下のアイテムを身につけています。

  • お気に入りカラーのネイル(ハンドもフットも)
  • 誕生日に買った一生ものの時計
  • 旅行の思い出に買ったピアス
  • お祝いにもらったネックレス
  • 自分に1番似合う色のリップ
  • どうしても欲しくて入荷待ちで買った眼鏡
  • 自信が持てる仕立ての良いジャケット

ときめくモノを身につけていると、自分に自信も持てるようになるので、形から入るのもおすすめです。

まとめ

どんな人にもどんな仕事にも、調子の良い時、悪い時があると思います。

社会人として大事なのは、どんな時も一定して機嫌よく振舞い、常にベストコンディションでパフォーマンスを発揮する心がけだと思います。

不機嫌を態度に出して、周りを不快な気持ちにさせても、得をすることはひとつもありません。一方で、機嫌の良さは自分にとっても、周りにとってもプラスな影響をもたらしてくれます。

ご機嫌に振舞いながらたくさんの人を味方につけて、効率よくサクッと仕事を終わらせてしまいましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!