自粛期間中、出社勤務から在宅勤務に切り変わった。
通勤がなくなったぶん時間に余裕が出来たので、ゆっくり半身浴がてらプライムビデオでも･･･、と思ったのがことの始まりである。
鬼滅の刃にハマる
もうほんとうに強烈な引力で引き寄せられ、どっぷりとハマってしまった「鬼滅の刃」。
生活に支障をきたす程に心を奪われてしまって、ちょっとどうしたらいいのか分からずにいる。陶酔させる血鬼術の一種だろうか。
日本の漫画やアニメが面白いのは分かっているが、ハマるととことんタイプなので、深入りしないためにこれらの類は避けていた。
そんな時「鬼滅の刃、人気絶頂期で最終回」というトピックを見つけ、「完結」という言葉にかき立てられ軽い気持ちで見始めたら･･･
アニメの最終話である、26話を見終わった時には夜が明けていた。
時間が過ぎるのにも気づかず、約10時間ぶっ続けで見てしまっていた。仕事以外で徹夜なんて久しぶりだ。
とりあえずもう１周１話からアニメを見直して、続きの漫画を全巻買った。電子書籍で漫画を購入したのも、生まれて初めての経験である。
まだ見始めて間もないのに、寝ても覚めても鬼滅一色。鬼滅漬けの毎日となった。これほどまでの熱量を持って、人を魅了出来る作品の素晴らしさたるや。
あぁ、これは世界中で流行るはずだ、老若男女年齢問わずハマるはずだと心の底から納得してしまった。
アニメも漫画ももう何度も見返した。何周も何往復もしてセリフも覚えた。小説版もファンブックも買って完全なファンの出来上がりである。
鬼滅ラヂヲにハマる
そして今、youtubeで「鬼滅ラヂヲ」を聞いている。
TVアニメ「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎役の花江夏樹さんと、我妻善逸役の下野紘さんがパーソナリティを務めているラジオ番組、これにドはまりしているのだ。
毎回約40分程あるラジオを、第1回～第39回までをもう３周は聞いている。
ラジオという媒体は元々好きだったのだけれど、ここまで強烈にハマったラジオはこれが初めてだと思う。
この感覚はなんなのだろう。
アニメのキャラクターの声で、声優さんたちがラジオのお便りを読んだり、アフレコの感想を話したりするのがとても不思議。二次元と現実世界の中間を味わうような感覚。
しかも何、些細な普通の話がとてつもなく面白く感じるこの現象は何？
声優さんたちがキャッキャと楽しそうに話してるだけで幸せな気持ちになるこの症状は何？？
外見や仕草とか視覚以外の要素で、人に興味を持つのは本当に初めての経験で、知れば知る程に深くハマっていく。
「声」だけでこんなにも人の心を掴んで離さないコンテンツってすごくないか？
新たな扉を開けてしまって、わたしはとても動揺している。これ以上好きにならないようにしようとしている時点でもう術に落ちている。
花江夏樹さんにハマる
鬼滅ラヂヲを聞きまくって、花江夏樹さんの虜となった。（下野紘さんも本当に本当に大好き）
作中に出てくるセリフをもじったトークだったり、キャラが絶対に言わないであろうワードをチョイスしてみたり、終始ハイテンションでテンポ良く進行してくれるから聞いていてめちゃくちゃ楽しい。
飽きもせず、何度も何度も聞きなおしている鬼滅ラヂヲの中で、特に好きなのが24回目の放送回。
この回で完全に花江夏樹沼に浸かった。沈み込んだ。もうズブズブに。
7:25頃からの19話の振り返りトークできっと心を奪われるから、アニメ閲覧者はぜひここを聞いてみてほしい。
アニメの構成とか、原作との見せ方の違いとか、アフレコ時のディレクションとか、見所のポイントとかを、花江さん自身がまとめてくれていて、ここまで深く話してくれることに感動しかない。
作品とキャラクターとストーリーが大好きなんだ！という気持ちがこれでもかと伝わってくるし、中の人がこれだけ熱量を捧げて作品作りをしているんだっていう一面を知れてすごく胸が熱くなった。
ファンへのパフォーマンスかもしれないけど、だとしたらものすごくファン心理を心得てる方だと思う。この回だけでわたしは花江夏樹という人が大好きになったし、すでに一生推せると思えている。
でも最近好きすぎるから、この気持ちをセーブしきれなくなってきているから、写り悪めの写真を保存して定期的に見返して気持ちを落ち着かせてる。そうまでしないとちょっと本当につらい。
わたしが思う花江さんの１番の魅力は、聞き手を不快な気持ちや退屈な気持ちにさせないところ。全力でエンターテイナーなところ。
何でもない相槌とか、会話の間とか、進行の仕方とか、自然体なんだけどユーモアがあって、さりげない気遣いがあってすごくすごく素敵なの。
仕事でやらされてる感とかがどの出演コンテンツ見ても一切なくて、全部に全力で向き合ってて、超人気声優なのに気取ってる感じもキャリアをひけらかす感じもなくて、声優という仕事に真摯に誠実に向き合っている「花江夏樹」という人柄にグッと引き込まれる。
花江夏樹さんの声帯は無理でも、この方の話し方を習得出来ないかとyoutubeの「花江夏樹チャンネル」も毎日視聴してる。本当にすき。
声優さんにハマる ←いまココ
声優さんってアニメやナレーション、映画の吹き替えなど本当に多彩。キャラクターによって声色がくるくる変わって、どの声優さんも歌がとてもお上手。演技力も素晴らしい。
声だけの出演かと思いきや、最近は顔出しされててビジュアルも素敵なことに驚く。
アイドルのようにライブなんかもしちゃうのね。
TwitterとかAbemaとかpixivとか、今まで全く触れてこなかった分野に足を踏み入れて、新しい世界の情報収集に必死。
イケボでささやかれる音源動画は恥ずかしくてとても聞けなかったけど、声優さんの声ってすごく独特で聞き入ってしまう不思議さがある。
雑音が入っていないというか、滑らかなんだけど耳馴染みの良いはっきりとした発音で、普通の笑い声もやっぱり一般人のそれとはなんか違う。なんだろう発声方法が違うのかな。
推し活がこんなにも楽しいって知らなかった。こんなにも人生に刺激と潤いと生命力を与えてくれるって知らなかった。
嫌なことも悲しいことも辛いことも一吹きしてくれる。忘れさせてくれるんじゃなくて、どうでもいいやと前向きに思わせてくれるところがすごい。
負の感情？そんなもの持ち合わせていませんよ、だってわたしには推しがいますから（にこり）
推し活をすれば、世界は一生平和なのではないだろうか。誰かを傷つけてやろうなんていう悲しいことは起きないのではないだろうか、なんてことを真剣に思う。
コロナで自粛して家にこもってただけなのに、毎日こんなにも楽しく過ごせるなんて。人生が変わったターニングポイントの話でした。
